Q.パーキンソン病の家族とどのように接したらいいですか?

A.病気を正しく理解して、治療や生活に協力しましょう。

家族がパーキンソン病の患者さんと接する時に大切なことは、病気を正しく理解して、協力することです。

「治療で症状を改善できる」ことを理解

パーキンソン病は、「早期から薬物療法とリハビリテーションを行うことで、症状を改善できる病気」だということを理解しましょう。

薬によって症状が改善されていれば、日常生活に大きな支障なく過ごせることも多いです。その場合は、患者さんを必要以上に病人扱いしないほうがよいでしょう。

薬をきちんと使う

症状を改善するためには、担当医の処方どおりに薬を使うことが大切です。自己判断で薬の量を変えたり、のみ忘れがあったりすると、十分な効果が得られなくなるので注意してください。

また、「嚥下障害(えんげしょうがい)」が原因で薬をのみ込みにくくなることもあります。家族は、患者さんがきちんと薬を飲んでいるかをチェックして、飲み忘れなどがないように確認してあげるとよいでしょう。

姿勢を注意する

パーキンソン病では、姿勢が前や横に傾くことがあります。そのままにしていると体に痛みが生じたり、長く立っていられなくなるなどして、生活に支障を来してしまいます。

しかし、はた目にはかなり傾いていても本人は気付いていないことが多いので、家族が注意してあげてください、姿勢の傾きを繰り返し正すうちに、姿勢が改善されることも多いのです。

褒める

患者さんの症状が少しでもよくなったり、リハビリテーションができたら、褒めてください。

患者さんの多くは症状が少しよくなった程度では満足しませんが、ほかの人から褒められればうれしいものですし、治療にも意欲的に取り組めるようになります。

日本人は褒めることが得意ではない人も多いので、意識して伝えるようにしましょう。

大きな声でゆっくり会話する

「声が小さい」「早口になる」など話し言葉の障害が現れている場合、家族や周囲の人は大きな声でゆっくりと話すようにしてください。

そうすることで、患者さんも周囲の声のリズムに合わせて、大きな声でゆっくり話せるようになります。

また、会話をすること自体が発語のリハビリテーションになるので、会話の機会を多くつくってあげましょう。

症状がどんどん進行してしまい、手遅れになる前に・・・

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