「パーキンソン病」があると、無意識のうちに体の動きが小さくなったり、ゆっくりになるので、運動不足に陥りやすいものです。

それに加え「動きにくいから」といって体を動かさないでいると、筋力や心肺機能が衰えて、本来の症状よりも悪い状態に見えてしまいます。

こうしたことを防ぐには、パーキンソン病と診断されたらすぐにリハビリテーションを始めることが大事です。

早期から積極的に運動を行うことで、生活に支障のない状態を長く保つことができ、薬の使用量も最小限で済みます。

パーキンソン病は脳の「ドパミン神経」の減少が原因で起こりますが、動物実験では、運動によりドパミン神経が増えるという報告があります。人間で証明することは難しいですが、パーキンソン病の患者さんが運動によって体を動かしやすくなることは事実です。

例えば、2週間の検査入院中にリハビリテーションを行ったところ、薬については変えていないのに、多くの人の動きや表情がよくなりました。運動がドパミン神経の働きによい影響を与えていると考えられます。

運動の内容と注意点

パーキンソン病の方に適した運動は「体力を保つための有酸素運動」「バランスや筋力を保つ運動」「柔軟性を保つストレッチ」です。

事前に必ず担当医師に相談をして「心肺機能に異常はないか」「背骨や股関節、膝などに障害がないか」を確認してください。また、薬で症状が改善しているときのほうが体を動かしやすいので、薬が効いている間に運動を行いましょう。

運動の効果を高めるためには、できるだけ高い強度で、毎日行うことが重要です。強度が高いほうが、脳の神経が活性化するといわれています。

また、パーキンソン病に対する有酸素運動の効果は、20分間以上続けることで得られるとされているので、ウオーキングやジョギングは20分感以上行うようにしましょう。

なお、医療機関のリハビリテーション科や専門施設を受診すれば、理学療法士による運動指導を受けることができます。

症状がどんどん進行してしまい、手遅れになる前に・・・

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