パーキンソン病の治療は、薬物療法が中心です。

以前は、「症状が軽いうちは薬を使わない」という考えが主流でした。

なぜなら、パーキンソン病の治療薬には、病気の原因となる「ドパミン神経の減少」自体を回復させる効果はないので、「根本的治療にならない薬を早期から使う利点はない」と考えられていたからです。

しかし近年では、パーキンソン病と診断されたら「症状が軽くても早めに薬物療法を開始すべき」という考えに変わってきました。

その根拠となるのが、パーキンソン病を発症して間もない人々を対象に薬の効果を調べた臨床試験です。

試験の結果、薬を使った人では当然症状が改善しましたが、薬を使わなかった人では症状が悪化しました。

さらに、40週間後に薬を中止し、体内に残った薬の効果が消えた2週間後に症状を調べたところ、どちらの群も症状は悪化したものの、薬を使った群のほうがより軽い症状に抑えられました。

このことから、早期に薬物療法を始めるべきだと考えられるようになったのです。

非常に軽いパーキンソン病の場合には、まずは運動療法から始めることもありますが、ほとんどの場合、診断がわかった時点で薬物療法を開始します。

症状がどんどん進行してしまい、手遅れになる前に・・・

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