パーキンソン病は、脳の異常によって体の動きに障害が現れる病気です。現在、日本にはおよそ15万人の患者さんがおり、多くは高齢者で発症しています。そのため、社会の高齢化が進むにつれて、患者数が増えることが予想されています。ただし、高齢者に限った病気ではなく、若い人や、まれに子どもにも発症します。

体の動きに現れる症状

パーキンソン病では、主に次の4つの特徴的な症状が現れています。

動作が遅い・少ない・小さい

歩く速度が遅くなり、歩幅も狭く、手の振りも小さくなります。座る動作では、体の方向転換に苦労をすることもあります。

手足が震える(振戦・しんせん)

最も多く現れる症状です。安静時に手や足に細かな震えが起こるのが特徴です。通常、体の片側から現れます。

筋固縮(きんこしゅく)

本人が自覚することは難しい症状ですが、診察で確認されます。医師が患者さんの腕や脚を動かすと、関節がスムーズに動かず、カクカクするような抵抗が見られることがあり、これを筋固縮(きんこしゅく)と呼びます。脳の神経の異常により、筋肉が緊張するために起こります。

バランスがとれない(姿勢反射障害)

重心がぐらついたときに、体のバランスを保てなくなります。健康な人であれば、体を押されても脚を踏ん張るなどして体を支えることができますが、パーキンソン病のある人ではそのまま倒れてしまいます。姿勢反射障害は、パーキンソン病がある程度進行してから現れます。

その他の症状

自律神経の障害や、精神障害が現れることもあります。自律神経の障害としては主に「 便秘 」があり、患者さんの8割り程度に見られます。精神症状では、「 抑うつ 」や「 幻覚 」が出ることがあります。また、高齢で重度の患者さんでは、「 認知症 」を合併することがあります。

症状がどんどん進行してしまい、手遅れになる前に・・・

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