更年期障害の症状が起こる原因には、主に「 女性ホルモンの変動・低下 」「 心理・社会的要因 」の2つがあります。

また、両方の要因が重なっている人も少なくありません。

女性ホルモンの変動・低下

女性ホルモンのひとつである「 エストロゲン 」の分泌は、40歳ごろを境に乱高下しながら低下し、それに伴い月経周期が乱れて、やがて閉経を迎えます。

エストロゲンは月経周期に影響を与えるほか、脳、関節、筋肉、代謝など全身に作用しているので、分泌が急激に低下することで多様な症状が現れるのです。

やがてエストロゲンの変動が落ち着くと、身体は分泌量が少ない状態に慣れるので、更年期の症状は治まっていきます。

心理・社会的要因

更年期は、女性を取り巻く環境に大きな変化が訪れやすい時期です。

例えば、「 子どもの独立 」「 親の介護 」「 夫の定年退職 」、専業主婦であれば「 社会からの孤立感 」に悩んだり、仕事を続けてきた人であれば中間管理職になるなど「 責任が重くなってくる時期 」でもあります。

また、ライフスタイルの変化から特にストレスになりやすいのが、夫の定年退職です。

今まで外で働いていた夫が日中も家のリビングにいるため、妻は自由に使ってきた時間と空間が減ってしまい、煩わしく感じるのです。毎日昼食を作らなければいけない、と憂鬱になる人も多いようです。

こうした心理・社会的要因は、更年期障害の症状を誘発したり、悪化させることがありますので、注意が必要です。

更年期の疲れが、いつの間にか・・・