膝の痛みの治療の柱は、「運動療法」「減量(体重を減らす)」「薬物療法」「手術」の4つです。

なかでも、運動療法の効果は非常に大きく、膝の痛みを和らげる治療の基本となります。

運動療法がもたらす効果

運動療法には以下のような3つの働きがあります。

筋力の強化

運動を行うことで膝のまわりの筋肉が鍛えられて、膝関節が安定します。それによって、膝関節にかかる負担が減り、痛みが和らぎます。

肥満の予防・改善

運動をすることは、肥満の予防や改善につながります。体重が減ることで、膝関節にかかる負担が減って痛みが和らぎます。

鎮痛効果

運動療法には、痛みを抑える鎮痛効果もあります。運動を行うと、脳から「エンドルフィン」や「エンケファリン」といった神経伝達物質が分泌されます。これらは、「脳内麻薬」と呼ばれる物質で、「モルヒネ」などと同じように脳に作用して、痛みを抑える効果があります。

また、運動をすると交感神経の働きが優位になって、痛みを和らげる物質が分泌されます。

神経伝達物質や交感神経の働きによる鎮痛効果は、運動のたびに起こる一時的なものですが、運動療法には鎮痛効果を持続させる作用もあります。その作用を得るためには、運動を継続して行うことが必要です。

運動を続けることで、痛み関わる神経の回路がよい方向に変化し、鎮痛効果が長続きするようになります。

実証された運動療法の効果

運動療法の効果を調べるために、患者さんを、運動するグループと、痛み止めを内服するグループに分けて、痛みの程度の変化を追跡した研究が行われました。

治療を開始してから8週間後には、どちらのグループも痛みの程度は大きく改善しました。

運動をしたグループも、内服薬を用いたグループと比較して同等の痛みの改善効果があったのです。(日本整形外科学会雑誌2005年より)

このように運動療法には、膝の痛みを和らげる大きな効果がありますが、痛みの程度が進行すると、運動療法のみによる改善は難しくなり、薬物療法や手術を組み合わせることが多くなります。

痛み予備群の段階なら、運動療法だけで痛みを改善できる可能性が高いので、早いうちから取り組むことが大切です。

膝の痛みを改善するために自宅でできる運動療法があります。

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