冠動脈疾患のリスクを下げるには、脂質異常症の治療だけでなく、他の危険因子となる病気の治療も総合的に行っていく必要があります。

高血圧がある人は、収縮期血圧130mmHg、拡張期血圧85mmHg未満を目標に血圧を下げましょう。高齢者の場合、収縮期血圧140mmHg、拡張期血圧90mmHg未満を目標にします。

糖尿病のある人は、過去1~2ヶ月の血糖値の状態を推定できる「HbA1c」の値を、6.5%(JDS値)未満、または6.9%(NGSP値)未満に管理することを目標にしましょう。

また、肥満のある人は、BMIが22前後になる体重を目標に減量し、喫煙者は禁煙します。

薬の飲み合わせに注意

脂質異常症に加え、高血圧や糖尿病などをもっていて、複数の薬を用いる場合は、薬の飲み合わせに注意が必要です。

飲み合わせがよくないと、十分な効果が得られなかったり、副作用が強く現れたりすることがあります。

こうした問題が起きないよう、薬が処方されるときは、医師や薬剤師に「お薬手帳」を見せたり、使用している薬を持参するなどしましょう。

また、脂質異常症は症状がないため、自己判断で薬の服用をやめてしまう人がいますが、服用はしっかりと続けるようにしてください。

 
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