「 靭帯(じんたい)」は、骨と骨をつないでいる強靭な組織です。スポーツ時などに靭帯が傷ついたり、完全に断裂してしまうけがを靱帯損傷といいます。

膝関節には、4本の靭帯があります。関節の左右両側にある、「内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい)」、「外側側副靭帯(がいそくそくふくじんたい)」、関節内にある「前十字靭帯(ぜんじゅうじじんたい)」「後十字靭帯(こうじゅうじじんたい)」の4本です。

これらの靭帯が大腿骨と脛骨をしっかりつないでいるため、激しい運動をしても関節が安定しています。

損傷する頻度が最も高いのは「内側側副靭帯」で、次に高いのが「前十字靭帯」です。治療法はそれぞれ異なります。

内側側副靭帯損傷の治療法

タックルなどで他の人と衝突したり、スキーで膝が内側に入った時の衝撃などが、けがの原因になります。

ただ、内側側副靭帯損傷は治りやすく、それほど大きな問題にはなりません。

3~4日間、膝を冷やして圧迫固定し、曲げ伸ばしの練習を行います。痛みがなくなったら、少しずつ運動を始めます。

前十字靭帯損傷の治療法

前十字靭帯の損傷直後は痛みで歩行が困難になり、通常スポーツ活動を続けることはできません。

しばらくすると靭帯の断裂部分からの出血により膝関節が腫脹(しゅちょう)し、関節の曲げ伸ばしに支障が生じます。関節内に真っ赤な血液がたまったときは前十字靭帯損傷が強くなったと疑われます。

通常は損傷後3~4習慣で膝関節の腫れや痛みは少しずつ和らいで、日常生活にも大きな支障を感じなくなり、けがが治ったと感じてしまうことさえもあります。

しかし、実際には靭帯の損傷が治ったわけではありません。この状態でスポーツを行うと、膝関節がガクッとずれる「 膝崩れ 」を起こすして。疼痛(とうつう)が生じ満足にスポーツ活動を行うことができません。

ひどい膝崩れの場合には、関節軟骨や半月板などをさらに傷めてしまう危険性があり、最初の痛みのときに、すぐ整形外科を受診することが重要です。

前十字靭帯が断裂した場合、縫合しても成績はよくありません。そのため、治療では、新たな靭帯をつくる「再建手術」が行われます。膝関節の前部を覆う膝蓋腱(しつがいけん)やハムストリングスの一部を切り取り、代わりの靭帯を作ります。

入院は1週間程度から10日ほどですが、移植した組織が関節内で正常に機能し、スポーツに耐えられる強度になるまで時間がかかります。

ジョギングや筋力トレーニングなどの軽い運動ができるまでに約3ヶ月、スポーツの基礎練習を始められるまでに約半年、試合に出場するなど、スポーツに復帰できるまでには8ヶ月以上かかります。

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手術後のリハビリテーション