動脈硬化のリスクになるLDLコレステロールや中性脂肪、内蔵脂肪は生活習慣と密接に関わっています。

動脈硬化を予防するためには、まず食事と運動の習慣を見直して改善することが重要です。

食べるものと食べ方に気をつける

食品には、LDLコレステロールの増加を抑えたり、中性脂肪を減らしたりするものがあるので、そうした食品を積極的に取り入れます。

食べ過ぎ(摂取エネルギーのとりすぎ)は、内蔵脂肪型肥満の原因になるので注意が必要です。

食べ過ぎを防ぐには、体重を朝晩測ることが有用です。一般に睡眠中は体重が減るので、朝は少し減少し、夜は食事の影響で増加します。体重の変化を調べれば、食生活の問題点が分かります。

食事をよく噛んでゆっくり食べる、間食を避けるといったことも、食べ過ぎを防ぎます。

ややきつめの有酸素運動を習慣に

運動には、肥満を防ぐ、HDL(善玉)コレステロールを増やす、血圧や血糖値を下げるなどの効果があります。

その効果をいかすためには、ウオーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動を少し息が切れる程度の強さで行います。

1日の運動時間は、ウオーキングなら30分以上が目安で、15分を2回、10分を3回というように分けて行ってもかまいません。

毎日運動を行うのが難しい場合も、週に3日は行いましょう。そして、1週間の運動時間が、180分以上になるよう目指します。

体力が落ちている人は、有酸素運動と併せて筋肉を鍛えるトレーニングを行うとより効果的です。EMS機器などで筋肉に刺激を与えるのも筋肉運動の方法のひとつです。

運動にはまた、血管の内壁を覆っている内皮細胞から一酸化窒素の放出を促して、血管壁を弛緩させたり、しなやかにする効果もあります。

 
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