動脈硬化のリスクが重なるほど、心筋梗塞や脳梗塞を起こして死亡するリスクが高くなります。

現在は、長年の研究データから、動脈硬化のリスクの数を基に、狭心症や心筋梗塞で死亡するリスクを予測することが可能です。

例えば・・・

60歳の男性で、LDLコレステロールが180mg/dLの場合は、上の血圧が180mmHgの場合は、10年間で7人に1人が狭心症・心筋梗塞で死亡する可能性があります。

死亡まで至らずとも、狭心症・心筋梗塞の発症数は2~3倍になると考えられます。しかし、年齢や性別は変えられなくても、LDLコレステロール値や血圧を下げることで、死亡リスクを減らすことができます。

治療の目標値

LDLコレステロールの目標値は、持病やリスクの程度などによってひとりひとり異なります。

すでに狭心症や心筋梗塞を起こしたことがある人は、再発を防ぐために100mg/dL未満に下げます。

糖尿病・慢性腎臓病・脳梗塞・末梢動脈疾患のある人は、120mg/dL未満にします。

高血圧・喫煙・年齢などのリスクがある人は、140mg/dL未満を目指します。(リスクが複数積み重なった場合には、120mg/dL未満を目標とすることが望ましい場合もあります)

脂質異常症以外に動脈硬化のリスクがほとんどない場合には、脂質異常症の診断基準より緩い160mg/dL未満が目標です。

目標値は人によって異なりますので、医師と相談して決定しましょう。

 
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